僕らの妹



次の日から
佑は 病院に
来なくなった。











自分で
別れを告げたのに

朝、
いつも 佑が
来てくれてた
時間に なる度に


涙を流した。











病気じゃなかったら…


佑と
ずっと一緒に
いられたのに…




「柚夏。おはよ」

『ゆう き にぃ。
お はよ。』


「朝飯。」

プレートに
乗せられた
朝ごはんの お粥。


『いら ない』

「食べなきゃ駄目だ。

ほら。」

そう 言って
口元まで
運んでくれるが

首を横に
かるく 振って
拒否る。



食欲なんて
なくて…

前からだったけど

前までは

私が 食べないと
佑が
口に運んでくれて。


不思議だけど
食べれた。




「栄養剤、
注射 するようだぞ?」

小さく 頷いてから
視線を 窓の外へ
移す。



『ゆう き にぃ。
わた し、
外、 いき たい。』





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