僕らの妹
「じゃあ
定番の ババヌキで!」
と 言いながら
トランプをきりはじめる
咲。
不意に
私の顔を写す
鏡が 目にはいる。
微笑んでる 私。
私さ。
いつまで
こうやって
なんにもない
普通の 生活が
送れるのかな。
一秒ごとに
未来へ進む
この時が
私にとって
どれぐらいまで
前へ進む事が
出来るのか。
見えない
現実に 怖さを
感じながら
確実に 前へ
進んでいて。
この 怖さを
感じなくなること
なんて 永遠にない。
でも、
それは
私に限ることじゃなくて
事故とかで
突然、失ってしまう
はかない 命。
だったら
私、みたいに
あと どれぐらい
生きられるのか。
みたいに
少しだけ
その “終わり”の形が
見えるのは
逆に うらやましい
事なのかな。って
冷静に 考える事も
出来るように
なった。
でも。
やっぱり、
夜になるたびに
思うこと。
“死にたくない”
って。
明日も明後日も
ずっと
生きていたい。
って
思う 私。
私。
欲張りなの かな。