きみは、運命の人?



足を止めて少し遠くから、由紀亜は蒼司たちをジッと見つめる。


「ねえ。蒼司はどっち?」


「左側だけど」


すると、由紀亜は眉間にしわを寄せた。


「どこかで見た事あるんだよね…」


「えっ?本当?」


思わず、由紀亜の顔を見る。


「うん。どこだっけ…。思い出せないなぁ…」




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