きみは、運命の人?



「蒼司って、大人ぽい匂いがするね…」


「そうか?」


甘くて、少しキツイ匂い…。


「うん。私、この匂い好き…」


胸に顔を埋めていると、ゆっくりと蒼司は私の顔を上げた。


「里桜。まだ出会ったばかりだけど、お前が好きだ」


「蒼司…。私も、蒼司が好き」




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