きみは、運命の人?



「別れる…?」


体中から、血の気が引いていくのが分かる。


これからなのに…。


これから、どんどん蒼司を、知っていきたいのに…。


「あいつ。かなり悩んでる。でも、オレたちは、華月のメンバーだ」


凌は、必死に私を見ていた。


「だから、あんたと付き合っていたら、仲間割れしてしまう。蒼司は、高志さんの代わりに、華月の総長になる奴なんだよ!!」




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