CHERRy

「俺はただ加奈が心配で…」


「なら、太一、俺に任せろ?」


「大翔…?」


「俺が加奈を守るから。」


「ヒロちゃん…っ」


「大翔…!!

分かった、お前の意志に心打たれた!加奈を任せたからな?」


「了解、お兄サン」


「お前にお兄さん呼ばわりなんかされたくねぇー!」

「でもさ、このままだとお前は俺のお兄さん。よろしくー」


「ぅおい!ちょっと待て!

その手を離せー!!」


お兄ちゃんの声を遮り、ヒロちゃんに手をひかれ家に入った。




「とんだシスコン兄貴だな?」
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