年下彼は手強いのです,

*曖昧アーガイル

side:登駕


なんとなくの胸騒ぎがしていたある日。俺はぼんやりと空を仰いでいた…だけなのに。


「登駕!」


にこやかな…それはもう凄くにこやかで嬉しそうな真尋が駆けてきた。嬉しそうで幸せそう。


「…!」


おい、心臓のあたりがきゅうってするってどういうことだ。


「デート、することになった」

「…は」


デート?
真尋と…輝先輩が?



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