heart to heart ふたりのキセキ
そのとき
道重くんが私をつつく。

…え?

あれ、

もしかして、

私にもノート

見えるようにしてくれてる?

ドキドキする。


「…ありがと」


こっそりお礼言って
ホワイトボードに書き写す。

書くのが遅い
私のペースに合わせて
道重くんもゆっくり
書いてくれてるのが分かる。


どうしよう。

道重くんは

彼女いるかもしれないのに…

ますます

好きになっちゃうよ。



書き終えると
何事もなかったように
席に戻っていく。



後ろ姿に…

キュンとする。



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