Happy Smile
「え?!は!?」



プチパニックを起こす私





そんな私を余所に池崎先輩は私の頭の両端に手をついてスッと顔を近づけてきた



「いっ…池崎せんぱ「今日」





「へ?」





「帰りの準備終わったら図書室おいで」




吐息がかかる距離で池崎先輩が囁くように言った




ふわふわの髪がくすぐったい


「―……っ…はい…?」



「いいものあげるよ」




そう言うと池崎先輩は顔を離してふわりと笑った







そしてくしゃっと私の頭を撫でて教室を出ていった















私さしばらくその場に立ちすくしていた
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