変人執事とツンツンお嬢様


私が鏡をもつと、鏡越しに夜雅御さんの顔が見える。



目が合わないようになるべく鏡を見ないように…見ないように……



………って、


(な、なんで目が合うと困るんだ…?)




自分で自分がよくわからなくなってきた。


別に、目が合ったっていいじゃないか。



なのに私は

なにをこんなに困って、慌てているんだ…









「弥呼さま?」


「ひっ…!!!」




ビクッ


いきなり声をかけられ、完全に吹っ飛んでいた思考が元に戻る。





「ぃ、以前からいきなり声をかけるなと言っているだろうっ!!」


「いきなりではありませんよ。
先ほどから、ボーッとしてらっしゃったようですが…」


「ぃ、いや!!!なんでもないんだっ構うな!!」


「いぇ、あの…」


「…べっ別に困ってなどないっ、慌ててなどない!!」





あぁああぁあ

私はなにをしているんだっ!!




.
< 150 / 173 >

この作品をシェア

pagetop