変人執事とツンツンお嬢様
私が鏡をもつと、鏡越しに夜雅御さんの顔が見える。
目が合わないようになるべく鏡を見ないように…見ないように……
………って、
(な、なんで目が合うと困るんだ…?)
自分で自分がよくわからなくなってきた。
別に、目が合ったっていいじゃないか。
なのに私は
なにをこんなに困って、慌てているんだ…
「弥呼さま?」
「ひっ…!!!」
ビクッ
いきなり声をかけられ、完全に吹っ飛んでいた思考が元に戻る。
「ぃ、以前からいきなり声をかけるなと言っているだろうっ!!」
「いきなりではありませんよ。
先ほどから、ボーッとしてらっしゃったようですが…」
「ぃ、いや!!!なんでもないんだっ構うな!!」
「いぇ、あの…」
「…べっ別に困ってなどないっ、慌ててなどない!!」
あぁああぁあ
私はなにをしているんだっ!!
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