変人執事とツンツンお嬢様
「はぁ、はぁ…」
一番奥の部屋まできて、インターホンを押す。
ここの左隣が私の部屋だ。
(留守かな…)
じっと待っていると、ガチャリとドアが開いた。
(ぃ、いきなり…!?)
「はい、どちら様…」
「…………ぁ、れ…?」
部屋から出てきた人物に、目を見張った。
「……なんでここに…」
「お前…まさか、弥呼?」
少し雰囲気が変わった。
時間が経った分だけ、大人っぽく…いや、大人になったのか。
「……お兄ちゃん…」
「久し振りだな、弥呼。
元気だったか?まーた悪態ついてるんじゃねぇか?」
504号室、一番奥の部屋には
あの お兄ちゃん がいた。
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