光の魔法を君に
「夢羽ってば冗談に決まってるのに、本気にしちゃって」
可愛いんだから・・・・
扉の外にほおりだされた俺はそのまま座ってた。
ってか俺はもう着替えてあるんだけどね。
夢羽、起きるの遅いんだもん。先に着替えて夢羽の寝顔見てたんだから♪
そんなこと言ったら夢羽に怒られるんだけど(笑)
これから先、首都に近づくにつれて夢羽は・・・“アノコト”をだんだん気づいて行くと思う。
全てを知ったとき、夢羽は俺を・・・・・
「空?もう入っていいよ。」
キィ・・・
音を軽く立てて扉が開く。夢羽が中から申し訳なさそうにこちらを見てる。
俺はそんな夢羽を見て笑って
「ん?いいよ。俺はもう着替えてあるし」
こう言うと夢羽は驚いた顔して
「え?いつの間に!?」
言う。可愛いくらい純粋なんだから。