光の魔法を君に


____おい!!もしかして・・・


____そうだ、お前でもわかるだろう。




真っ蒼な顔をしてジェルノアを見ているシェルノア。






____ヤメロ!!そんなことをしたら・・・お前は・・・


____うるさい!!これの暴走を止めるためには俺しかいないんだ!




暴走・・・?

何が・・?




あたしにはわからないことを言っている。






____同じ、名を持つ俺が柱とならなければいけないんだ。



悲しみを含んだ声で独り言のように呟く。





____これはもう、主を見失った。悲しみに溺れている。


____俺は・・・そんなことわからない。じゃあ!!それを折れば暴走は止まるんじゃないのか!?


____・・・折れないんだ。これは・・・ジェルという神そのものだから・・・・





ジェルが・・・神?



前に、ジェルノアに言われたことと違っている。



ジェルは・・・魔法使いだったはずじゃ・・・







____今まで、すまなかったな。けど、お前は俺の唯一無二の双子だ。これからはお前の能力を生かして生きてくれ。







____ジェルノア!!!




< 333 / 565 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop