光の魔法を君に
チュンチュン・・・・。
小鳥が朝だよと教えてくれる。
あぁ、朝になってしまったんだ。
「おはよ、空。」
空があたしの隣に腰かける。
彼はふわりと笑って
「おはよ、夢羽。」
空の手があたしの目の下に触れる。
「寝てないね・・・・」
真剣な瞳で見つめられる。
あたしはいたたまれず視線をずらす。
「・・・・」
「・・・辛かったら頼ってよ。」
悲しい微笑みを残し彼はどこかへ行ってしまった。
昨日と一緒___
あんな顔させたくなかったのに・・・・。