ぼくたちの青春
そしてうちらは教室へ歩いて行った…。
終始無言なひとみが気になった。
「ひとみ…大丈夫?」
「…。」
「具合悪いの?」
「別に…。大丈夫。」
「大丈夫って顔してないよ!!」
「ほんと大丈夫だって…。」
「具合悪いなら保健室……」
「大丈夫だって!!!話しかけないでよ!!」
え…。
「先教室言ってる。」
え…。
ちょっと…。
ひとみは茫然としている私を置いて先に行ってしまった。
私はびっくりしすぎて声も出なかった。
私はなぜひとみに切れられたのかさっぱリ意味がわからなかった。
心配してあげたのに…。
そんなに具合悪いの?
それなら八つ当たりする前に保健室行けばいいのに!!
とりあえず私はメールした。
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dear ひとみ
from 愛
大丈夫?
そんな具合悪いの?
さっきうちに切れたのも具合悪いから
でしょ?
保健室行ったら?
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私はあえて八つ当たりされたことをせめなかった。
ここで攻めたら余計具合悪くなるかもしれないし…。
そしてわたしはびっくりしながら教室に戻った。