お姫様のtrueprince☆

だけど、
あたしはやっぱ最低。

なにも知らずに
見た目だけで水城くんを最低だって
決め付けてたから。


水城くんの寂しいって感情に気づいて
あげられなかった。


「誕生日、いつ・・・?」

「え?」

「水城くんの誕生日っていつなの?」

「えっ・・・・12月25日だけど・・・」



わー、
なんてすごい日に生まれてるんだこの
人は。

なのに
今まで一人で祝ってたの?

おかしいよ、みんなで
祝おうよ。

きっとその方が楽しいし、記憶に
残るから。



「そっか、どうもありがとう」

「あっ、あぁ・・・」

「あっ、なにか頼んだ方がいいよね!?」

「え?」



なにか頼んでお金払わなきゃっ。
少しでもたしにしてあげたいし。

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