お姫様のtrueprince☆

「やばい、喉かれるー」

「そんなに真剣に歌うなって」

「これはあたしのポリシーなんだもん・・・」

「なるほど・・・」

「とかいい訳です・・・」



ゲーセン行って、ボーリングでは圧勝して、
カラオケの得点ではボロ負け中ですけど

なにか?



「なんでそんなに歌上手いの?」

「んー、親がさ・・・俺の小さいころの
話なんだけど・・・」


水城くんは自分の話をしようとするとき
いつもいいのか?みたいな顔する。

きっと気を遣ってくれてるんだよね。


その優しさにはドキってする。
だって、前で廊下でみんなと付き合う宣言
した人とは思えないし。


「うん、聞きたいな」

「俺が歌うたびにすっげー笑ってくれて、
子供ながらにマジ嬉しかった。
でも・・・・・・」

「でも?」

「忘れてた、こうゆう楽しさ」

「思い出せたんだからプラマイゼロでしょ」

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