春は突然に!―まさかのアイツに恋をした―


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10年ぶりの我が家につくと、
全然変わらないお父さんと、
お兄ちゃん?らしき人がいた。




「お父さん、ただいま」

「久しぶりだな、栞那!
大きくなったなーっ!」

そしてあたしの頭を
かき回した。


上を向くと、
お父さんは変わらない笑顔でいた。


「お父さんは、変わらないね?びっくりしちゃった!」


「まぁな?でも、あれだろ。仁は変わっただろう?」


――仁(ジン)。
あたしのお兄ちゃん。
5歳上の23才。


ってことは、やっぱり…




「もしかして、あの金髪が…
お兄ちゃん…?」


すると、金髪は
近づいてきた。


近寄るたび、
目や鼻や口がはっきりみえてくる。


やっぱり……。



「久しぶりだな、栞那。」



10年ぶりに会ったお兄ちゃんは、
金髪で長身の
イケメンになった
ギャル男でしたぁー!!!!!



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