春は突然に!―まさかのアイツに恋をした―

「あ、そういえば」


沈黙を破ったのは、
お父さんだった。


「りっくん、覚えてるか?栞那」

りっくん……?
あれあれ……
誰だったかや?

「まさか覚えてないのか?
あんなに仲良くしてたのに」


「そうよー!陸斗くんよ?」


ん?陸斗…
り、く、と……

あ!!



「やっと思い出したのー?」

隣の家にすんでた、
泣き虫りっくんだ!!!!



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