*片翼の天使*
「おぉ!
結構かわいい子じゃん。
こんな、か弱そうな子を殴っていいのか? 」
ごつくて、金髪の大きな男が言った。
「いいわよ。
もう立ち直れないってぐらいにしてやって」
カナコが嫌らしげに笑う。
「それよりさ、こんな可愛い子なら、もったいないからさ、ヤってからにしようぜ」
さっきとは違う茶髪のヤンキー男が気持ち悪く笑う。
「クスクス……お好きにどうぞ? 」
「了解」
「じゃあ私たちは、帰るわね」
そう言うと、女の集団は、ぞろぞろとドアに向かって行った。
「んじゃまぁ、やりますか。
悪く思うなよ!
俺達は、雇われただけだからな」
大柄な男が笑いながら、あたしに近づいて来た。
「次郎、殴り過ぎるなよ?
後のお楽しみがなくなっちまうからな」
ちっ! キモい。
あたしもナメられたもんだな。
最近やってないから、どうだろう……いけるか?
あたしは、戦闘体制に入った。