気付いたら、悪魔の腕の中。





 「俺、





 彼女できたから」





 ・・・キタ。


 えっと、何人目だっけ?




 「だから、俺に関わんなよ」



 それだけ言うと、いつもはあたしに合わせてゆっくり歩くという優しさを持ち合わせているのに、こういうときはあっという間に先に行ってしまった。




 あーあ。また、振り出しに戻っちゃった・・・





 
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