magnet
何とかひとしきり勉強をし終えれば閉館時間。バラバラと図書室にいた人が去っていく。
珍しく集中したかもしれない。などと思いながら欠伸一つ。
「疲れたー」
「ですね」
「いや、愛架途中で放棄してたじゃん」
「睡眠学習だよ」
「へー」
「でも頭使うと疲れちゃいますもんね」
そこから会話を繰り広げて、これからも三人で勉強しよう。なんて。
こうして違う学年の子と接する事が出来るのが少し不思議だった。
テスト週間初日の出来事。
それからも図書室へと出向いていたりする。ちょっと可笑しいよね。色々。