高校生☆恋愛事情




「うーん」


悶々としていたとき、



ガチャッ



屋上の扉が開く音が聞こえた。



佐山と顔を見合わせ、

壁に並んで隠れた。



屋上は立ち入り禁止で、

入ってくるのは管理作業員くらいだと思った。



でも、



「華岡さん、いるー?」



という声が聞こえた。




その声に聞き覚えはなく、

声の主を壁の影から覗いてみると、


「・・・あ」


見覚えのある姿だった。






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