高校生☆恋愛事情
「誰・・・?」
頭上から聞こえる佐山の声。
「大樹の友達。
名前は・・・瀬戸君だったと思う」
「なんだそれ」
「だって、あんまり関わりないんだもん!」
あたしは瀬戸君に向かって手を振る。
瀬戸君はあたしに気づき、
ダッシュで死角の場所まで走ってきた。
「はぁっ、何してんのこんなとこで・・・」
一息ついて
顔を上げた瀬戸君は佐山に気づき、
・・・何故かガンを飛ばした。
見上げると、佐山も睨んでいた。
え、何、知り合い?