幼なじみ改造計画
「そ、そうねぇ……、それ男? 女?」

「……男」

「だったら、簡単よ」

「え、本当にっ!?」

 ダメもとで相談したつもりだったけど、恵子は意外とあっさっり答えを導き出したっぽい……

「要は、男のオタクだったら萌え萌え~っ、とかでしょ」

「そうそう、それそれ!!」

 恵子の言う、オタクイメージはまさに冬馬そのまんまだった。

「つまりは、二次元のアニメキャラにメロメロな訳なんだから……」

「うんうん……」

「それを目覚めさせる、方法はただ一つっ!!」

「うひゃぁぁ!?」

 突然、恵子が抱きついて来て、わたしの体をさすり始めた!?
 やばい、なんかエロい!?

「男を目覚めさせるのは……リアルな女の……カ・ラ・ダ」

「か、からだ!?」

 なんか、凄い回答が導き出されて来た!?
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