シュークリーム
「ほら、それ食って早く治せ。俺の一番の理解者で相棒のお前がいないと、仕事が捗らないだろ。俺のイメージをあそこまで完璧に企画書に上げてくれる奴なんて、なかなかいないんだから」


村上君はそう言った後、企画書を見せてくれた。


「昨日お前から預かったデータを整理して、お前の企画書を参考に作ってみた」


「相変わらず早いのね……」


「俺が頑張らないと、あとで優秀な相棒に叱られるからな」


おどけたように笑った村上君に、私は眉を寄せながらも笑顔を返した。


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