いけない保健教師〜気になる不良転校生〜
それから数日経ったある日の保健室。


春田がカーテンをめくって中を覗くと、徹也はベッドの上で上半身を起こしていた。


「落ち着いた?」


「うん、何とか…」


「市販の鎮痛剤が効かなくなってるなんて、絶対に何かあるわよ。もう徹也が嫌がってもなにしても、病院に行ってもらうわ。いいわね?」


「分かったよ…」


「さっそく今から行く? 私の車で」


「ん…その前に」


「きゃっ」


春田は徹也に腕を引かれ、徹也の胸にすっぽり抱きすくめられてしまった。


「美沙子を味わっておきたい…」


「ちょっと、こんな所でダメ、ん…なんだか、あ…ん…」
< 137 / 160 >

この作品をシェア

pagetop