十人十色~君の声を聞かせて~
……とはいっても、玲太もわたしの幼なじみに値する人だけどさ。
まぁ、生きていれば新しい出会いもあるっしょ!
玲太のことはもう考えないようにしようっと。
「……それで、いつ告白するつもりなわけ?」
「えッ!!? そ、そんなの考えてないよぉ」
「ダメだよー、早くしないと。玲太、意外とモテるんだから。他の女に盗られちゃう!」
「そ、それはヤダぁ~!」
うんうん。
よく考えてみると真里もかわいいし。
ふたり、よくお似合いだもんな……。