時間
再会


「すご……」

今、私の目の前にあるのは…
見たこともない位の、巨大な…
家らしき建物。

「これ家かよ…」

とか思いつつ、困るわ…。

「どうしよ…」

玄関の前で戸惑っていた私はチャイムを見つけた。

正直、チャイム見つけるのに結構時間食ったし…。


「どうしよ…よし!!!…押しちゃったよ…」

勝手に緊張してるし…

ガチャ…
大きなドアが開いた。

「………千明…?」

綺麗な女の子に数秒ガン見され、疑問で返された。

「え…あ…はい…。あのー………う…」

突然はまじ戸惑うから、美人少女ーっ!!!とか思ってたら

「千明ーっ!!!」
「えっ…」

急に挨拶ハグって…
不意打ち…。

アメリカ帰りの美人さんか…。


「久しぶりだね!相変わらずおっきいなぁッ!!」

え…何……!?
ちょっと待てよ…。

「…え…もしかして…うっちゃん!?」

いや、アメリカで修行を積んだ…
メイドさんだろ!!
とか思いながら…。

「そうそう。右京よ。」

「……うっちゃんー!!!」

右京と分かり、時間差ハグを食らわした私は、メイド…
右京に部屋へと案内された。

「ねぇ…凄い広くない…!?」
見たままの感想。

「あはは。確かになぁ。感謝や。」

懐かしい右京の大阪弁が心地よい。

「親から貰ったとか…そーゆー感じ?な訳ないか……」

冗談っぽく言ってみた。

「うーん…部屋借りたみたいな!!」

それって上京じゃんー(笑)

ガチャ

「ここウチの部屋よ!!!」

勢いよく開けられたドア…

「部屋も広いな!!
…………誰!?」


右京の部屋にいたのは……

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