REAL HOPE Ⅲ
「えっと~、じゃあステージの宣伝係なんだけど…決めてあります!!」
まだまだ熱い夏、
窓をボーっと見つめる
「やっぱ、うちのクラスの出し物的に、この二人しかないと思うんだよねっ」
視線を外から黒板に戻した時、不意に重なったクラス委員山田さんと私の視線………
「な…何?」
山田さんは私の所までズカズカと歩いてくると
ガシっと手を握りしめて、目をキラキラさせた。
「村田さん!!お願いっ」
「えっと…あ、の…」
「優勝したいの!そのためには村田さんと、ミサキ君がステージ宣伝やるしかないと思うの!!」
ま…まぢ?
てかステージ宣伝って何!?