REAL HOPE Ⅲ
雑誌に載ってたケーキは、綺麗なカフェのチョコケーキセットだった。
バイクを走らせてその店までは、だいたい30分ぐらいで、冬の6時半だからか…辺りはすっかり真っ暗になっていた。
「お待たせいたしました」
お姉さんが私の前にケーキのお皿をちょこんと置いて、ハルマの前にブラックコーヒーを置く、
「ハルマは食べないの?」
「うん。俺はいいや」
「じゃあ一口あげるよ!」
フォークで一口分すくって、ハルマの前へと差し出す
「俺は大丈夫だよ、ジュンちゃん食べな。一応誕生日プレゼントって事だから」