☆ハイローハート
チュッ……と音をたてて離れては、深く乱されて

何度も何度も理一につかまりなおした

背中とベッドの間に腕を入れると、アタシの体が潰れるくらいの力で抱きしめてくる


覆いかぶさる理一の柔らかい前髪がアタシの額をくすぐった

ぐっと腕に力を入れられて体勢を移動させると今度はアタシが理一の上

ひとしきり彼と舌を絡ませたあと、アタシは理一の顔の横に手をついて顔をもちあげた


ゆっくりと目をあけた理一が両手を広げて脱力した


アタシも理一の横にゴロンと転がる
理一が腕を伸ばしているから、それが腕枕みたいになって……

仰向けの彼の表情を確認するようにアタシは理一の方を向いた

すぐに理一もアタシに体を向ける

「みさき、積極的だから、俺食われるかと思った」

「アタシは、腕力で潰されるかと思った」

一つの枕を共有してて

顔と顔がものすごく近くて

めちゃくちゃ優しい口調で話されて


……ヤバイのは、わかってるんだけど

アタシの頭の下の腕が動いて、また引き寄せられていく


普通なら、今頃服を脱がされていてもおかしくないほど熱く唇同士は交わったのに

理一はホントに愛しく思うかのようにアタシをキスだけで包み込む……


だから、アタシは勘違いしそうになるから

アタシは好かれているんじゃないかって勘違いしてしまうから


なんでこんな夜中にアタシの部屋にきたのか

なんでアタシにこんな情熱的なキスをするのか

どうしてそんなに優しくアタシを抱きしめるのか


理由をきかせて



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