☆ハイローハート
よく考えてみれば……
龍一がみさきより身長高くなってカテキョってことになったら、それだけでみさきはこの家に出入りすることになるわけだ
龍一のカテキョってのが気に食わないけど、差し引きしても悪くない
龍一とみさきが背中を合わせて立つと……
ギリギリ、若干、ほんのちょっとみさきが高い
「どうどう?どっちが身長高い??」
とみさきが聞くと母さんが「龍一の方が身長高かったら何なの?」と興味津々
「龍一の方が身長高くなってたら、英語の家庭教師してあげるって約束してるんです」
とみさきが答えた瞬間
「龍一の方が圧倒的に高いわ、ね?理一」
と母さんに同意を求められた
……「あ、うん、龍一が高い」利害が一致したらしい
「ちょうどいいじゃな~い、龍一の家庭教師のお返しとして、みさきちゃんのお料理の先生になってあげる」
「……ん~、そう言ってもらえるなら、じゃあそうしようかな」
運は俺に味方してる気がする
国坂の彼女にはなったけど、龍一のカテキョで、母さんの弟子で、この家にきっといっぱい来るはず
あわよくば俺も英語教えてもらえるし
しかもみさきの作った料理が食べれるし
色々
色々チャンス到来なんてこともあるに違いない……っ!
「じゃあ、色々お世話になります」
と再びイスに座ってペコリと頭を下げたみさき
「こちらこそ」
と母さんはニコニコ笑顔
父さんと息子二人は平静を装っているけれど、内心全員ガッツポーズだったに違いない
龍一がみさきより身長高くなってカテキョってことになったら、それだけでみさきはこの家に出入りすることになるわけだ
龍一のカテキョってのが気に食わないけど、差し引きしても悪くない
龍一とみさきが背中を合わせて立つと……
ギリギリ、若干、ほんのちょっとみさきが高い
「どうどう?どっちが身長高い??」
とみさきが聞くと母さんが「龍一の方が身長高かったら何なの?」と興味津々
「龍一の方が身長高くなってたら、英語の家庭教師してあげるって約束してるんです」
とみさきが答えた瞬間
「龍一の方が圧倒的に高いわ、ね?理一」
と母さんに同意を求められた
……「あ、うん、龍一が高い」利害が一致したらしい
「ちょうどいいじゃな~い、龍一の家庭教師のお返しとして、みさきちゃんのお料理の先生になってあげる」
「……ん~、そう言ってもらえるなら、じゃあそうしようかな」
運は俺に味方してる気がする
国坂の彼女にはなったけど、龍一のカテキョで、母さんの弟子で、この家にきっといっぱい来るはず
あわよくば俺も英語教えてもらえるし
しかもみさきの作った料理が食べれるし
色々
色々チャンス到来なんてこともあるに違いない……っ!
「じゃあ、色々お世話になります」
と再びイスに座ってペコリと頭を下げたみさき
「こちらこそ」
と母さんはニコニコ笑顔
父さんと息子二人は平静を装っているけれど、内心全員ガッツポーズだったに違いない