☆ハイローハート
ガサガサっと草を踏み分ける音がして薄目を開けると、小学生男子の姿
「お姉ちゃん達さ、名前“みさき”と“理一”じゃなかったっけ?」
アタシは目をパチリとあけると、理一の腕の中から起き上がった
「今は“フランチェスカ”と“アンドレッティ”っていうイタリア人カップルになりきってんねん」
アタシがニコニコ笑っていると、男の子は片手に持っているプラスチックライフルをブラブラしながら「僕、もう帰らなきゃ」とそっけなく言った
「だってお姉ちゃん達、演技が長いんだもん」
「ごめんごめん、遊びやからって手ぇ抜けへんタイプやねん」
「今度は鬼ごっことかかくれんぼにするよ」
「うん、またお姉ちゃんと一緒に遊んでね」
「バイバーイ」
走っていく男の子の背中を見送るように手を振っていると、入れ違いに別の人物がアタシ達の前に近づいてくる
理一とアタシを照らすゆっくりと沈み始めた太陽を遮るように立ちはだかる姿
「あんた達さ、よく小学生相手に何時間も遊ぶね」
理一はその声の人物を見上げて少しまぶしそうな顔をした
「だって、あこととよきは2人仲良く陽だまりでお勉強してんだもんよ」
そういいながら立ち上がり、理一は地面にしゃがみこみっぱなしのアタシの手を引いてくれる
「あこ達が勉強してる間、みさきは俺と全然ラブラブしてくれねーしさ」
眉間に不満を寄せている理一よりも不満げなあこ
「十分ラブラブだったから!
道行く人達がフランチェスカ?とやらと、アンドレッティだったけ?……の猿芝居を呆れた顔で眺めて行ってたよ」
「俺的にはあの後熱烈なキッスをかます予定だったのに、少年がサッサと顔出すから……」
と理一は舌打ちをした後、アタシに両手を伸ばして「フランチェスカ、チューー」と寄ってくるからパチンッと彼のおでこを叩いて拒否るのと同時
アタシの倍以上の力であこが理一の頭頂部をぶっ叩いたからビックリ
「なっ、なんであこが叩くねん!理一、大丈夫??」
「全然大丈夫じゃねえ……」
「お姉ちゃん達さ、名前“みさき”と“理一”じゃなかったっけ?」
アタシは目をパチリとあけると、理一の腕の中から起き上がった
「今は“フランチェスカ”と“アンドレッティ”っていうイタリア人カップルになりきってんねん」
アタシがニコニコ笑っていると、男の子は片手に持っているプラスチックライフルをブラブラしながら「僕、もう帰らなきゃ」とそっけなく言った
「だってお姉ちゃん達、演技が長いんだもん」
「ごめんごめん、遊びやからって手ぇ抜けへんタイプやねん」
「今度は鬼ごっことかかくれんぼにするよ」
「うん、またお姉ちゃんと一緒に遊んでね」
「バイバーイ」
走っていく男の子の背中を見送るように手を振っていると、入れ違いに別の人物がアタシ達の前に近づいてくる
理一とアタシを照らすゆっくりと沈み始めた太陽を遮るように立ちはだかる姿
「あんた達さ、よく小学生相手に何時間も遊ぶね」
理一はその声の人物を見上げて少しまぶしそうな顔をした
「だって、あこととよきは2人仲良く陽だまりでお勉強してんだもんよ」
そういいながら立ち上がり、理一は地面にしゃがみこみっぱなしのアタシの手を引いてくれる
「あこ達が勉強してる間、みさきは俺と全然ラブラブしてくれねーしさ」
眉間に不満を寄せている理一よりも不満げなあこ
「十分ラブラブだったから!
道行く人達がフランチェスカ?とやらと、アンドレッティだったけ?……の猿芝居を呆れた顔で眺めて行ってたよ」
「俺的にはあの後熱烈なキッスをかます予定だったのに、少年がサッサと顔出すから……」
と理一は舌打ちをした後、アタシに両手を伸ばして「フランチェスカ、チューー」と寄ってくるからパチンッと彼のおでこを叩いて拒否るのと同時
アタシの倍以上の力であこが理一の頭頂部をぶっ叩いたからビックリ
「なっ、なんであこが叩くねん!理一、大丈夫??」
「全然大丈夫じゃねえ……」