イタル~another day~
一番手前の茂みをバットで掻き分けて現れたのは、シゲルだった。

後ろにヘルメットをかぶった連中を引き連れている。

シゲルは後ろを振り返って、

「ならっちー。おせーよ。もう終わっちったよ」

と大声でいい、

俺には小さな声で、

「これから女やろうと思ってたのに、じゃますんな」

と言った。

「なんだと!」
と詰め寄る俺をシゲルは突き飛ばし、

「うるせぇ」
と小さな声で言って
車に乗り込み走り去った。

バイクの連中もそれに付いて行った。

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