君だけのもの。




ドンペリが運ばれてきて
少しのパフォーマンスがされ
更に会場が盛り上がった。





「「かんぱーい☆」」





「やっぱ高い酒は上手いね〜」


「ねえりお、踊り行こーよ!」


「え〜!」


「文句いわな〜い

ちょっと拓哉くん行ってくる!」


「うい〜」




啓くんがDJをやってる
ステージに少し近付く。



「みんな盛り上がってんね!」


「りお〜知らないと思うけど
啓くん結構人気なんだからね〜」


「そうなんだ…」



まぁあのルックスなら
モテそうだもんね。




すると見覚えのある男女が
会場から抜けて
私の横を通り過ぎた。




―――ドクンッ…





胸騒ぎがした。





< 20 / 23 >

この作品をシェア

pagetop