異常女
―最終章―

Tami's side








あたしは今、






同窓会の会場に使われているレストランの窓の外にいる。

なぜ中に入らないのかって?



別にみんなに久しぶりに会うからって照れてるわけじゃないのよ?

だってここであたしがいることバレたら整形した意味なくなるじゃない。

今は同窓会が終わるまで外で小野原亮介が来るのを待っていた。



もちろん来ない場合だってあるわけだから運の問題だ。



あれ先生?

また太ったなー。

焼き肉の食べ過ぎなんじゃない?

あの子委員長?

結構美人になったわね……。




……等々、あたしなりに同窓会を楽しんでいた。

そしてターゲットのアイツは……、













いた。




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