コスミックダスト-戦塵の宮殿
さぞかし沢山の護衛に囲まれているだろうと思っていたが、病室には国王とシェラ大佐の2人だけしかいなかった。

国王は弱っていた。

心臓がそろそろ限界なのかも知れない。

天罰だ。

オレにはそうとしか思えなかった。

「オマエは娘が死んで、悲しくないねんか?」

国王に尋ねた。

「娘などワシにはおらぬ」

「なるほど。いちいち認知していたら、宮殿内はオマエの子息ばっかりになるもんな」

跡継ぎは正室から生まれたミドリだけで十分というわけか。

江戸時代の将軍のほうがまだマシだ。
将軍は側室の子供でも跡継ぎとして認めていた。

< 184 / 203 >

この作品をシェア

pagetop