初恋相手は檄甘王子☆
玄関までくると
チョコレート色の髪の毛の後ろ姿があった
「陸斗!!」
振り返った陸斗は
すごく不機嫌そうで…
「なに」
「あの、さっきはごめんなさい!!」
やっとの思いでさっきのことを謝る
「別に。
俺のことやだったんだろ?」
「ちがうの!!恥ずかしかっただけなの!!」
「は?」
陸斗…
やっぱ…怒ってるよね
「だから、その
…恥ずかしくて…」
「ふーん」
「ごめんなさい…
私のこと、嫌いにならないで…」
「別になってねーよ」
あ…あれ?
陸斗、笑顔…?