初恋ノ詩2



「ん?大丈夫だ、安心しろ。」


そう、斜め後ろを見ながら言った。


「ちょ、前見てよ。危ない。」

「あ、悪い。」


龍は前に向き直る。

「うぉっ…」

「ほら……」


二人の乗った自転車がぐらつき
もう少しのところで
電柱にぶつかるところだった。



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