あんたとあたし。





 あたしに、直接は関係ないものの、あたしの身の回りにいる男は、あーゆー人に簡単について行くから、なんとなくこういう人もいるんだって新鮮だった。


「で、あの子がどうかした??」


 「いやどうしたってわけでもないけど。」とあやふやに答えた。


「この前、駅でちょっと見かけて。あんな子いたんだと思って。」


 彩がびっくりした顔をして、あたしの方を見た。

 ・・・あたしなんか言った??


「もしかして、橘知らないの??」


 いやいや、きみも名前思い出せなかったじゃん。


「知らないよ、あんな子。」

「結構有名人だよ、あの子。」


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