‐hide‐ハイド

拳からジンジンと痛みが襲う。




それでも構わず殴り続けた。


…こんなの、



こんな痛さなんて汐の痛みに比べたら全然だ。





血がにじむ拳。




力無くずり落ちた。

「情けないっ…」




そしてトイレを後にして廊下を走って保健室に向かった。





「汐!!」



あまりの私の勢いにびくっとする汐。



「おかえり…って、琳!!手が…血でてる、よ?」



「ごめん!!汐、ごめん…!!」


「え?」




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