片思いの空
「うーん、でもさ彼女居るとか噂ないじゃん?」


切り返すつかさちゃん



「あ〜確かにね」




「でもね、友達のままでも十分だからさっ!!」



そう言うと二人とも微笑みながら


さやらしいと言ってくれた



教室に着くといつもの光景が始まった




「おっ…さや!!優介君来るみたいだよ!!」



っと純ちゃんがそわそわし始めた




「ほら、早く見に行かなきゃ」


つかさちゃんに手を引かれ廊下側まで行く



すでにたくさんの女の子が集まっている



「ねえ、やっぱりいいよ」

迷惑かもしれないし


「見るだけ見とけって!!」


そう言って二人は笑っていた



「そだね!!」


つられてわたしも笑う



きゃああああああ



よりいっそう歓声が上がりクラスの女子が騒ぎ始めた



そろそろかな?




ドンッーー




後ろから大量の女の子達



勢い余って廊下に押し出された




「うわっ!!」



ヤバイ…倒れる



目をギュッと閉じた
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