風神I
「………屋上。」
屋上?
屋上に来ないのかって意味?
「別に、行く必要ないし。」
あたしはそう言って持っていた袋の中からヨーグルトをとりだて古城風雅に渡した。
「はい。」
「……………。」
古城風雅はあたしが渡したヨーグルトを無表情で見つめた。
「あげる。助けてもらったお礼。」
古城風雅はあたしの方に顏を向けた。
「ヨーグルト嫌いなら無理に貰わなくてもいいけど。」
あたしは古城風雅の手の中にあるヨーグルトをとろうとした、
が…
古城風雅はそれを避けた。