風神I




「変なあだなつけないでよ。怒り猿」




「誰が怒り猿だ!!」




「旭。」




「「ギャハハ!!旭、怒り猿かよ!!」」




「うるせぇ、馬鹿双子!!」




その後、三人はぎゃぁぎゃぁと喚きはじめた。






うるさい。






なんでこんなに五月蝿くできるんだ、こいつらは。





「おい真城!!なに知らんぷりしてんだ!!元はと言えばお前の責だろ!!」




旭が話を振って来たのでとりあえず無視で通した。




こんなやつに付き合ってたら時間が無駄になるだけだ。




あたしは近くにあった雑誌を拾って読みはじめた。




大と力は旭と言うオモチャを見つけて随分楽しそうにあそんでいた。








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