風神I
「馨はね昌人が真城の彼氏とおもったんだよ!!」
馨の変わりに答えたのは大だった。
「はぁ!?」
あしはおもいきっし顔を歪めた。
「俺だけじゃないだろ、みんなだってそう思ってたし。」
馨が勢いよくみんなを指差しながら言う。
「それで、この行動の主犯者は?」
あたしは苛立ちを押さえて腕組みしながら言った。
馨以外の風神メンバーは馨を指差す。
「だってよ、誰だって電話の内容からして彼氏と思うだろ。」
馨が立ち直った。
反省ということはできないのかこいつは。