風神I
「どうして?」
あたしは不思議に思い風雅を見た。
「別に、何となくだ。」
風雅は腕組みをしてあたしから目を逸らした。
もしかして、助けてもらったお礼に渡したヨーグルトを覚えてくれてたのかな。
「ありがと。」
あたしは何も言わず受けとることにした。
「ところどころ打ってるみたいだけど、大した怪我ではないらしい。」
あたしがヨーグルトを食べているとき、風雅が言った。
「そっか。わかった。」
あたしはそれだけ言うとまたヨーグルトを食べはじめた。