風神I
次の日。
あたしは教室に向かって歩いていた。
「まっしろー!!」
後ろで氷真の声が聞こえ振り向こうとした瞬間、体が重くなった。
氷真が上から乗って来たらしい。
「……重いんだけど。」
あたしは重さに耐えながら言う。
「わりぃわりぃ!!」
氷真はあたしに乗せていた腕を退けて背中をバシバシ叩く。
紫音はその横で呆れている。
「痛いんだけど。」
氷真を睨みながらあたしは言う。
その時、氷真が叩いた衝撃が女達に蹴られた部分に響いてきた。
「いっ…」
あたしはその場に座り込む。