君のためにできること
数日後の昼休み。

僕はクラスで弁当を食べるのがいやで別のクラスになった友達のところにいって一緒に食べようとしたが、友達はクラスに馴染んでいたから誘いづらくなった。
しかたなく屋上にいって弁当を食べていたら、彼女がやってきた。

彼女は、始業式後すぐに髪の色を戻していたので今は黒髪だった。彼女は僕を見下すように座ってる僕を睨みつけていた。

「な、何…何かよう？」

僕は、少し口ごもってそう言う。

「あたしもそこで食べようと思ったんだけど…」

退いてくれってことだろうか、彼女はやっぱり僕を睨む。

「・・・じゃぁ一緒に食べる？」

僕は突拍子のないこと言ってみた。そしたら彼女は、僕のとなりに腰をかけ、弁当を開け始めた。僕の隣で自分の弁当を食べる彼女。
何故僕は誘ってしまったのだろうか、話すことが全く浮かんでこない。


そう考えているそばで彼女から声をかけていた。
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