読めない手紙
「私、頑張る」
「当たり前だろ」
瞬は笑いながら私の頭をくしゃくしゃ撫でまわした。
私はにこっと笑って、瞬から離れて立ち上がった。
「学校行こう。みんなに会いたい」
「うん」
「みんなの前で思いっきり泣いてやる」
「それはみんな泣いて喜ぶだろうな」
私は小箱の中の写真を丁寧に抜き取り、蓋を被せた。
からっぽの箱を鞄の中に忍ばせる。
みんなの気持ちは、私がしっかり受け取りました。
今度は私が、伝える番、だよね。
「行こう、らみ」
「うん!」
大好きな人の手をとって。